閃乱カグラBurst 攻略記

第3章

ひと夏の過ち

蛇女が飛鳥たちを散り散りにしたのは、半蔵学院を手薄にするためだった。
柳生たちが急いで戻ると、そこでは蛇女の下忍たちが倒れていた。
それを行ったのは、伝説の先輩、大道寺。最終試験突破後もなぜか留年を続けている現役学生。
お礼を言う雲雀に、

「うぬらに与する我にあらず!」

と。さてさて何者なんでしょうね。

戦いはこれから激しくなる。こんなときだからこそ、学生らしい思い出を作れ、と霧夜が休日を設定した。
海ではしゃぐ女学生たち。
その隙を縫って、春花が雲雀から更衣室の鍵を盗む。

飛鳥「
ち、違う。
砂浜の向こうで私たちの制服とかパンツが
売られてる……。

まさかの展開w

なんとか取り返してことなきを得たが、鍵を任されたのになくしてしまった雲雀は落ち込む。
飛鳥たちはもちろん雲雀を許すが、春花は雲雀がみんなから怒られる様子を見たかっただけみたいw

雲雀の単身潜入 【雲雀】

失敗が続きストレスが溜まっている雲雀。
パフェをやけ食いしているところに下忍の襲撃。
後ろから羽交い絞めにされたピンチに、柳生が助けに来た。

「ひばり1人でなんとかしようと思っていたのに……」

「えっ?」
「ううん。1人でちゃんとやれたよ!
 それなのに、なんで助けたの?!」

さすがに言い過ぎたと思った雲雀だったが、謝ろうと思ったとき、既に柳生の姿はなかった。

雲雀の服についていた邪想草というシダ植物。
群生地はこの地方の樹海だけ。
蛇女子学園が樹海の中にあると当たりをつけ、樹海を進むが途中で邪想草の吐く毒に膝をつく。
そこで思い出す柳生の言葉。

「どんなに忍の修行をして強くなっても、
 呼吸系の攻撃を食らえば一発で終わりだ」

「水遁の術は水の中に潜るだけの技術じゃない。
 土の中に埋められても、毒ガスを食らっても、
 この忍術を覚えておけば生還できる」

上に向けて竹筒をくわえ、空気より重い毒から逃れた。

……柳生ちゃん、ありがとう。
柳生ちゃんは側にいなくても、
ひばりのことを助けてくれるんだね。

ああ、なんかちょっと良い話。

邪想草の群生地を抜けた先で、蛇女の学生が修行をしている。
蛇女子学園を見つけ、そのまま戻ろうとした雲雀だったが、未来に見つかり、囲まれる。

未来「
蛇女の本拠地がそんな簡単に見つかるわけないでしょ。
この、うっかり者さん。

未来「
ここは忍の訓練場。
そして、あなたみたいな忍を
捕まえるネズミ取りでもあるの。

未来「
さて、ここであなたをなぶり殺したら、
あの柳生って子はどんな顔するかしら。

大好きなあなたを殺したあたしを、
それでも無視していられるかしら。

それが狙いか。

なんとか下忍を蹴散らした雲雀の元に、雲雀の残した目印を辿って柳生がやってくる。
二人で逃げるものの、柳生が銃弾を受け倒れてしまう。

蛇女子学園への潜入 【雲雀】

柳生の傷は深い上に、銃弾には毒が塗ってあった。
危険な状態ではあったが、手術は成功し、一命を取り留めた。

柳生ちゃんは助かった。
でも、これで終わりじゃない。
ひばりはけじめをつけなきゃならない。

あの未来って子は、ひばりが倒す。
柳生ちゃんの仇を討つんだ。

蛇女からの接触に期待し、夜中にうろつく雲雀。
それを見つけた霧夜。

「……超秘伝忍法書を手に入れろ」
「えっ?」
「今のお前の強さじゃ返り討ちに遭うだけだ。
 しかし、超秘伝忍法書があれば……」
ひばりは霧夜先生の意外な言葉に驚いた。

これは霧夜先生の姿をした蛇女の罠に違いないぜ!騙されちゃダメー!!

半蔵学院の校長室に潜入し、セキュリティのかかったドアを見つける。
「すっぱ」「らっぱ」という符牒を無事に解き、超秘伝忍法書を手に入れた。

「よし、合格だ」
いつの間にか霧夜先生がいた。

「霧夜先生、これをひばりが使ってもいいんですか?」
霧夜先生は大きく頷くと、小さなメモをくれた。
そこには地図が描かれていた。

「これはオレが調べた。蛇女子学園の場所だ」
「……えっ?」
「雲雀、お前が行くんだ。
 そして、ダメな自分を変えてこい」

蛇女子学園で待ち受けていたのは春花。
そして雲雀の見た霧夜先生は、もちろん春花の傀儡。
超秘伝忍法書を使って春花を倒そうとするが、雲雀には読み解けない。

自分の力で春花たちに立ち向かうが、戦いの最中に超秘伝忍法書を奪われてしまう。

雲雀「
……人形でもなんでも好きにすればいいよ。
ひばり、みんなに合わせる顔がないから。
もう生きてたって仕方がないよ……。

そして雲雀は春花に捕らえられた。

超秘伝忍法書の行方 【飛鳥】

「春花、その女、人形にするのか?」
私は雲雀をちらりと見た。
「そうしようと思ったんだけど、
 この子、急に蛇女に転校したいって言い出してさ」

あっさりと雲雀の転校を認める焔。
戸惑う雲雀。

「……やはり、善というのは窮屈で差別的だ。
 正しい者しか受け入れることができない」
雲雀は私の顔をじっと見つめている。
「しかし、悪は善よりも寛容だ。
 どんな人間でも受け入れることができる」
私の言葉に春花がこくりつ頷いた。

「それが善忍と悪忍の違いだ」

悪忍には悪忍なりの存在理由がある。

もちろん焔は雲雀が超秘伝忍法書を取り返すつもりだと知っている。

「やれるものならやってみるがいい」
「えっ?」
「それでも、私たちはくる者を拒まない」

焔の過去。
元々は善忍の一族だった焔。
まだ忍学校に入学する前、中学生のとき、塾に通っていた。その時の先生、小路に特別な感情を抱いていた。
そして彼を信用し、家のことを話してしまった。
途端に彼は焔を殺しにかかってきた。

「先生、どうして?」
「決まっているだろ。僕が悪忍だからだ」
私の一族を抹殺する。
それが小路の受けた指令だった。

焔を見下した態度を取る醜い小路を、逆上した焔は半殺しにする
それは違法行為。
入学前に違法行為を犯した者は、善忍養成学校の受験資格を失う。
両親は一族の恥とし、焔を勘当した。

私は悪忍の焔となって、もう一度、生まれ変わった。
多くの人は知らない。
善が見捨てる人がいることを。
悪でなければ救えない人がいることを。

超秘伝忍法書の力を試すため、半蔵学院を訪れた焔。
飛鳥に雲雀が蛇女の生徒になったと伝えるものの、当然飛鳥は信じない。
しかし超秘伝忍法書を持つ焔の言葉に、動揺を隠せない。

焔「
もういい。しらけたよ。
アリを踏み潰したところで、たいして面白くもない。

雲雀の転校 【柳生】

柳生の元を訪れる未来。
雲雀のことを聞き出す、そのためだけに未来を見る柳生。
しかし無視されていると考える未来は激昂。

未来「
あんたも裏切られる人間の気持ちを味わえばいいのよ。
そうすればあたしのことも少しは理解できるはず……。

雲雀の心は知らぬ未来が、推測を交えて柳生に話す。

未来「
でも、忍になることは諦めきれない。
それがあの子の夢だから。

だったら、残された道は蛇女に転校するだけ。
雲雀は自分の夢のために、あんたたちを
捨てたってわけ。

確かにそう見えなくもないけどねw

蛇女の掟 【雲雀】

蛇女の本拠地は、町で一番目立つ天守閣跡。
雲雀は春花に案内されていた。

「いや、その……ひばりのことお人形にしたいとか
 言わなくなったから」
ひばりの言葉に春花はくすくすと笑った。
「当たり前じゃない。
 蛇女の仲間をお人形にしてどうするのよ」

学園を案内されていく内に募る違和感。

でも、事実は違う。
半蔵学院も蛇女子学園も同じなのだ。
心を許せる仲間がいて、一生懸命に学んで……
忍を目指す学生という点では
なんにも変わりがないのだ。

ひばりはようやく気付いた。

半蔵学院と蛇女子学園の違いは、雇い主だけなのだ。
忍としての本質は同じなのだ。
そう考えると、忍学校同士の争いがばかばかしく思えてきた。

未来や詠にも挨拶。
雲雀の見た目が中流家庭であることになんだか怒っている様子の詠だが。

「もやし……おいしいですよね」
ひばりの言葉に、詠の表情が一変した。
「……もやし、好きですの?」
「はい」
「でしたら、最近のもやしの高騰については、
 どういう意見をお持ちで? わたくしは……」
詠は目を輝かせて、もやしの話を始めた。
その側で日影が薄く笑う。
「……助かった。
 もやしの話に付き合ってくれる奴がきてくれて」
詠のもやしトークは次第に熱が入っていく。

詠さんww

焔が目の前で超秘伝忍法書を天井裏に隠す。あとは一人になって取り返すだけ。

半蔵のみんなから裏切り者と呼ばれても構わない。
超秘伝忍法書を取り戻すためなら、ひばりはなんだってやる。
そうしなければ半蔵のみんなに顔向けできないのだ。

だが春花たちがそんなことに気付いていないはずはない。
春花は雲雀が超秘伝忍法書を取ろうとするかどうか試すが、雲雀がぐずぐずしているので、割って入る。
春花の説得を試みる雲雀に対して「勝者は絶対である」という蛇女のルールを提示する春花。

雲雀が戦って倒したのは傀儡。
なぜ春花は自分で戦おうとしないのか。

春花「
……友だちが欲しかったから。

春花「
人形じゃなくて、友だちが欲しかったから。

もちろん、焔たちは仲間よ。
でも、それは忍を目指す仲間で、同志って感じなの。

わたしは……ひばりみたいな子と、
普通の友だちみたいに付き合いたかったのよ。

春花「
な〜んてね。
……って言ったら信じる?

冗談よ。冗談。なんかしらけちゃったな。
今回のことは見なかったことにしてあげる。
早く修行に行ってらっしゃい。

春花「
わたしに勝てない以上、超秘伝忍法書を
取り返すのは無理。
ここは大人しく引いておきなさい。

ああ、冗談とか言ってるけど、なんか本当っぽいよなあ。。
というか私が本当だと思いたいだけか。

蛇女子学園の授業 【雲雀】

多人数相手の実戦練習。
焔からちょっとほめられる。

来るのが遅い春花を心配する焔。
蛇女も真摯に仲間を心配するという事実に動揺する雲雀。